ワイヤロープを加工して安全商品を提供します。

樹脂の種類・特性

樹脂の種類・特性

樹脂被覆(プラスチック コーティング ワイヤロープ)

当社が提供できる主な樹脂の特性

品名 比重 特徴(概略)
軟質塩化ビニル(PVC) 1.16-1.45 軟質塩化ビニルは、可塑剤を含んだ柔かい樹脂で、透明性に優れ着色が容易に出来ます。耐水性、耐酸性、耐アルカリ性、難燃性、多くの溶剤類にも耐える性質があります。また、電気絶縁性は、きわめて良好です。短所として、低温時の衝撃強度が低く、可塑剤の滲み出し(ブリード・揮発・移行)が経時で起こりやすいです。また、耐熱温度がやや低く、連続使用温度は、-20~50℃(参考値)です。
ポリエチレン(PE) 電気絶縁性、耐薬品性、耐水性が良好ですが、接着性や印刷効果が悪く、紫外線に多少弱いのでカーボンブラックなどのUV吸収剤を入れることでカバー出来ます。※ポリエチレンの密度は、「融点」「硬さ」「滑り性」「透明性」を左右します。密度の高いものは、結晶の溶ける温度(融点)が高く、硬くなり滑り易くなりますが、透明性は悪くなります。逆に、密度の低いものは融点が低く、柔かく、透明性が良好になります。

ワイヤロープの被覆としての主な用途は、電線及び光ファイバー等を保持するテンションメンバーや、アウターケーシングの外層やライナーに使用したり、インナーケーブルの被覆材として使用されます。(高密度ポリエチレンが、主に使用されます。)

低密度ポリエチレン(LDPE) 0.92-0.93 製法から高圧法ポリエチレンといわれます。軟質ポリエチレンともいわれ、柔かく低温特性は、-60℃位まで使用可能ですが、常用耐熱温度は、70~90℃と乏しいです。
融点:95℃~130℃(結晶性)
高密度ポリエチレン(HDPE) 0.95-0.97 製法から中低圧法ポリエチレン、また、硬い性質から硬質ポリエチレンともいわれます。伸び難く低温特性は、-80℃位まで使用可能です。低密度ポリエチレンより、耐熱性、剛性が高くなります。常用耐熱温度は、90~110℃です。
融点:120℃~140℃(結晶性)
ポリプロピレン(PP) 0.90-0.91 ポリエチレンとよく似てますが、相違点は、プラスチックの中でも密度が最も軽く、より透明で耐熱性が優れ耐薬品(酸、アルカリを含む)性にも優れています。常用耐熱温度は、100~140℃です。硬さで比較すると、ポリエチレンは柔かく、ポリプロピレンは、硬い樹脂といえます。尚、ポリプロピレンは耐候性がポリエチレンよりかなり低く、酸素、塩素やオゾンなどにより酸化されやすく、紫外線劣化が問題となることがありますので、劣化を防ぐために 抗酸化剤を添加したり、カーボンブラックなどのUV吸収剤が必要となります。

ワイヤロープの被覆としての主な用途は、プッシュブルケーブルの使用で座屈を軽減するためのアウターケーシングの外層などに使用されます。

ポリアミド(PA)
ナイロン12
1.01-1.04 ポリアミド(ナイロン12)は、機械的性質が極めて優れ、更に硬度の選択によって用途に最適な被覆となります。耐摩耗性、耐疲労性、自己潤滑性はもちろん、耐食性、耐海水性、耐寒性に優れ外観も極めて良好で、自動車部品や機械部品などに幅広く使用されています。
含油ナイロン被覆ロープ
ドビー用(織機)ワイヤロープ、トレーニングマシーン用ワイヤロープのように過酷な条件の下で使用される場合、モリブデンオイルやグリースをロープに含侵後、ナイロンを被覆することで耐久性は極めて向上します。
熱可塑性
ポリウレタン
エラストマー
(TPU)
1.05-1.25 硬度の種類が豊富で磨耗に強く、耐久性が高いです。引張強さ・引裂き強さが優れており衝撃吸収性能に優れています。低温柔軟性に優れています。ポリウレタンは、大別して2種類があり、特徴を下記に明記します。
ポリエステルタイプの特徴
 ●機械的強度が大
 ●耐熱性が良好
 ●鉱油や油圧油に対する耐性が良好
ポリエーテルタイプの特徴
 ●耐加水分解性が良好
 ●低温柔軟性が良好
 ●微生物分解への耐性が良好
熱可塑性
ポリエーテル
エステルエラストマー(TEEE)
1.15-1.26 ”ハイトレル”®は、ゴム弾性を持ちつつ、エンジニアリングプラスチックの特徴である 高機能性、良成型加工性も備えています。
ゴム弾性体(エラストマー)として
 ●消音性
 ●耐衝撃性
 ●反発弾性
 ●低温特性
 ●屈曲疲労性
で優れています。
フッ素樹脂(ETFE) 1.70-1.77 150℃ 他の合成樹脂に比べて、耐熱性、耐化学薬品性、電気特性、耐候性が優れています。非粘着性、離型性、摩擦、磨耗特性は特に良好です。
最高使用温度は、左記参照下さい。
フッ素樹脂(FEP) 2.12-2.17 200℃
フッ素樹脂(PFA) 2.12-2.17 250℃

樹脂被覆方式

ワイヤロープに樹脂を被覆する方法は、一般的に押出し式で加圧式とチューブ式の方法があります。
cort-flow
k1   c1
被覆装置の中核となる押出し被覆機の中にワイヤロープを通して連続的に被覆をして水槽で冷却をしてから巻き取られます。

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